32歳 営業職、取引先の爽やか社長にモテたい
—スーツの奥に隠した片想いのはじまり—
真夏の太陽が降りそそぐ、湿気を含んだオフィス街。
資料の入った重たいバッグと、パンプスの中の汗が気になる午後。
だけど——彼に会える、それだけで、今日もちょっとだけ背筋が伸びる。
32歳。営業職5年目。
見た目は気が強そうって言われるけど、実は小心者…。
仕事もそこそここなせるようになってきた。
恋愛は、長く付き合った彼と別れてから、
ここ数年少しお休み中。
だけど、ある日——心がふっと風を感じた。
それは、取引先の打ち合わせで出会った、“彼”だった。
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白いシャツがやけに爽やかで、
清潔感のあるふわりとした笑顔。
彼の名前は——一条 真澄(いちじょう・ますみ)さん。
新しく立ち上げた広告会社の社長。
最初の印象はとても感じの良い人。
でも、何度か打ち合わせを重ねるうちに、
それ以上の感情がじわじわと心に広がっていった。
「この資料、すごく丁寧に作ってくれたんですね。助かります」
そう言って、優しい目でこちらを見るたびに。
(……この笑顔を、仕事だけで終わらせたくない)
ふと、そんな想いが勝手に胸をよぎってしまう…。
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「最近、仕事はどうですか?」
打ち合わせ終わりのエレベーターで、ふいに彼が聞いてきた。
「えっ、あ、まあ……忙しいですけど、楽しいです」
思わず噛んだ返事に、彼がクスッと笑う。
「真面目に頑張る人、俺、すごく好きです」
——それって、営業トーク?
それとも、少しだけ本音……?
そんなことを考えながら、ほてった顔でオフィスに戻った。
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次の打ち合わせでは、いつもより早く目が覚めた。
髪を整えて、資料を確認して、香水は控えめに。
きっと誰も気づかないような変化。
だけど、私の中では、ちょっとした小さな戦い。
そしてその日、一条さんがポツリとつぶやいた。
「あの..今度食事でもどうですか?打ち合わせではなく、プライベートで——」
資料の束の向こう側で、彼は少し照れたように笑っていた。
——えっ…あっ..はい!
私の鼓動が、静かに弾んだ…♡
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取引先の彼にモテる3つのコツ
① 仕事の中に“あなた様らしさ”を滲ませて
→ 資料や提案に、センスや気遣いをさりげなく。彼はきっと“人”を見ている。
② 打ち合わせは“勝負のデート”
→ 髪型、表情、声のトーン。少しの差が彼の心に残る。
③ プライベートの余白を、少しだけ見せる
→「週末は映画に行ってきました」など、柔らかい話題を一言だけ混ぜて。
“恋の入口”は、仕事の外側にある。
\たった15分でも、彼に会えるだけで輝く/
——恋は、そんな瞬間から始まるのかもしれない。
もしかしたら来週の水曜、彼とランチに行くかもしれない。
もしかしたら、それ以上の何かが待っているかもしれない。
“ 始まるかもしれない ”ってだけで、
こんなにも心が躍るなんて何年ぶりだろう♡
次に彼に会うとき、私はもう、
ただの営業担当ではいられないかもしれない…。



