33歳 趣味は写真、フォトウォークで出会った彼女にモテたい
—七夕の夜、レンズ越しに出会った運命の人—
7月、まだ梅雨の湿気が残る夕暮れ。
カメラを肩に下げて、いつものようにフォトウォークの集合場所へ向かう。
趣味は写真。
一人で撮る時間も好きだけど—
—正直、最近は少し物足りなさを感じていた。
そんな時だった。彼女に出会ったのは……
集合場所に来た一人の女性。
デニムのジャケットに、首から下げたカメラ。
少し不安そうに周りを見渡す姿が、なぜか目を引いた。
撮影中、彼女がカメラをいじって困っているのに気づいて、思わず声をかけた。
「ここ、光の入り方が面白いですよ」
そう言って、設定を少し直してやると、彼女の目がぱっと輝いた。
(あ、可愛いな……)
気づけば、レンズ越しじゃなく、彼女自身を追っている自分がいた。
解散後、ふと彼女がつぶやいた。
「七夕って、本当は旧暦だから、実際は8月なんですよ」
少し照れたような笑顔。
その横顔に、不意に心を揺さぶられた。
「へえ、そうなんだ。じゃあ、今から星を見に行かない?」
自分でも驚くくらい自然に、そんな言葉が口から出た。
夜の川沿いを歩きながら、彼女と並ぶ時間が心地いい。
川面に映る街灯が、星のようにきらめいている。
「俺さ、写真って、人と繋がるきっかけになると思ってるんだ」
「……うん」
「七夕って年に一度だけの出会いって言うけど——
俺は、また会いたいと思った人には、ちゃんと会いに行きたい」
彼女は黙って頷いてくれて、その仕草に胸の奥が熱くなる。
今年の七夕は、一人じゃなかった。
もしかしたら——運命って、こういう出会いを言うのかもしれない。
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フォトウォークで彼女にモテるコツ
① 写真をきっかけに自然に話す
→ 技術や設定のアドバイスは、会話の一番自然な入り口になる。
② 彼女の世界観を肯定する
→ 撮った写真を見て「いいね」と言葉にすれば、それだけで彼女は安心する。
③ 季節やロマンチックな話題を重ねる
→ 七夕や夜空の話題は、距離をぐっと縮める魔法。
\星よりも強く惹かれる瞬間があった/
それは、カメラを覗く彼女がふっと見せた笑顔。
来年の七夕、彼女とまた隣で写真を撮っていられたら…
そんな願いを、シャッター音と一緒に心の奥に刻んだ。



